配線ダクトにはいくつかの種類の製品があります。
その中の1つがワンタッチチューブと呼ばれる製品です。これは工具を使用せずにワンタッチでの結束が出来る配線ダクトです。配置を色々と変える可能性がある場合に便利なタイプとなっています。部分的に着脱することで配線の分岐をさせることも出来ます。必要な長さに切ってから使用できることも便利と言えます。ダクトを切断するには専用のダクトカッタを使用すると簡単です。
他の切断器具でも切ること自体は可能ですが、切り口をきれいにすることが出来ます。ダクトカッタの中には受け部に溝があるものもあります。このタイプでは根元から順次切断をしていくことが可能となります。薄くて幅のあるものを切りたいときによく使用されます。ワンタッチではありませんが、スパイラルチューブと呼ばれる配線ダクトの製品もあります。
この製品の場合は電線ハーネスの結束と保護を同時に行うことが出来ます。材質はポリエチレンで出来ていて、カラーにはナチュラルやブラックなどがあります。ダクトカッタは基本的に大きければ大きいほど、早く切ることが出来ます。一方で細かい作業が難しくなることもあるので、使い分けが重要と言えます。ダクトの開口を行うダクトプラニッパを使用するのが便利です。一般的な器具を使っても開口することは可能ですが、より開口が行いやすくなります。配線ダクトを購入するときに同時に買っておくと役立ちます。