有線でのネットワーク構築において必要不可欠であるlanケーブルは、選び方を間違うと最適な通信品質を得られない可能性があります。
自宅や職場のネットワークの構築を始める前に、まずは正しいlanケーブルの選び方を知ることが重要です。lanケーブルの選び方は主に3つありますが、多くの人は製品の外袋などに書かれている仕様説明を見て買うものを選びます。市販されている製品には、必ずカテゴリーと理論上の最大通信速度が記載されているので、それを見て購入するものを決めましょう。
例えば、光回線を敷いている自宅でインターネット接続をする場合、理論上の最大速度が1Gbpsであるカテゴリー5e以降のケーブルを買えば最適な通信品質を得ることができますが、カテゴリー5の規格の製品を選んでしまうと、最大速度は100Mbpsであるため、光回線のパフォーマンスを十分に引き出すことができません。また、最も基本的な形状にあたるUTPケーブルや、シールドで包囲されていてノイズに強いSTPケーブル、狭い場所や隙間を通すのに最適なフラットケーブルなど、ケーブルには様々な種類があります。
目的な用途に応じた選び方をするのもlanケーブルを購入する際に非常に重要であり、製品選びを間違うと通信速度が思うように出なくなってしまう可能性があり、最悪の場合にはちょっとしたことがきっかけでケーブルが断線してしまい、通信が一切できなくなってしまうことがあります。