配線ダクトは、多数の電線等を配置する際に、整理の為にダクトに収容したり電線に触れないように保護してくれたりするもので、大きく分けて2種類の材質が用いられています。

その主たるものが硬質塩化ビニール製のものとなり、制御盤内の配線の管理や固定に利用されています。硬質塩化ビニール製のものは、絶縁性や不自然性、耐高温制に優れており接合面が滑らかで取り付けが簡単にできるので広く使用されております。静電気除去材などを使用しているものもあり便利になりましたが、自己消化性などの表示や、RoHS指令適合製品・UL規格認定製品やUL規格樹脂使用などの表示を確認することが大切です。

又、長さや幅など種類が多くあるので使用用途に合わせて選択することが大切です。もう1種類は、ワイヤリングダクトとも呼ばれている金属ダクトがあります。こちらは、建築物内での幹線など多数の電線やケーブルを収めることに使われていることが多く、設置環境に応じて幅広く対応できるものでバスダクトやフライダクト、ライティングダクトとして使用され、材質も鉄・アルミ・高耐食製メッキ鉄板製等があります。

配線ダクトは、脱着・位置変更が容易にできるものが殆どですが、プラグ・ダクトの形状が規格されているものが主となっているものが多いのでメーカーにより互換性があるので確認することが肝心です。配線ダクトは、使用する箇所により最適な材質選びをすれば、作業コストや管理コストの削減にも役立つ可能性があります。

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