ネットワークを大別するとlanとwanになります。
インターネットはこれら2つの無数のネットワークから構成されています。lanネットワークにはlanケーブルで接続しますが、物理的なケーブルのため、多くなればなるほど煩雑になってしまいます。一方、wanネットワークにも使われています。このようにインターネットを取り巻く物理的なネットワークには、物理的なlanケーブルという商品が無数に接続されていることになります。
今日、無線lanという技術も成熟しつつあります。名前の通り、lanを無線化したものであり、物理的なケーブルが不要な点が進化しています。では、なぜいまだにlanケーブルが存在するのでしょうか？無線lanも今では数Gbpsくらいまで通信速度が出ますが有線のlanには到底及びません。インターネットのバックボーンにおいて、数十Gbpsのスループットが必要なため、速度的にとって変わることができないのです。また、無線の場合、有線に比べて品質も及びません。
それこそ、ただでさえ、劇的な通信量の増加に伴うバックボーンの改変が急がれる中、通信品質が今より悪くなってしまうことを考えれば、有線のlanケーブルという商品を使わざるを得ないことが一目瞭然です。ラストワンマイルについても同様ですが、自宅内のネットワークであれば、lanケーブルという商品は十分無くせるものでしょう。無線lanで統一することでケーブルの煩雑さから解放されるだけでも大きいと思います。