ルーターやモデムといったネットワーク機器との接続に使用されるlanケーブルですが、最近はNASと呼ばれるシステムを活用するために使われることもあります。

NASとは早い話、ネットワーク上にHDDやSSDなどのストレージを設置して、ファイルの交換をやり取りする仕組みのことです。物理的にストレージを設置することに変わりはありませんが、パソコンの側に設置する必要がなく、また外出先からでも簡単にアクセスできる強みがあります。ストレージには音楽や動画、それから写真などあらゆるデータを保存することになりますが、意外なことにlanケーブルの種類によって転送速度に違いが出ることをご存知でしょうか。

lanケーブルには通信速度や周波数を示すカテゴリと呼ばれるものがあります。数字によってカテゴリが分かれており、番号が大きいほどデータの転送速度に余裕が出ます。なので、NASの構築用にケーブルを接続する予定があるなら、数字の高いケーブルを選択するのが一番なのです。もちろん、数字が高いケーブルのほうが、単価は高くなり、長さによってその販売価格は高くなっていきます。

なので、いくら高画質な写真を高速で転送したいと思っていても、コスト面のことも考えないといけません。あまり性能の良いケーブルを購入したとしても、その他のネットワーク機器が対応していないことがあるので、事前に調べておくと良いでしょう。NASを理解し活用できれば、どこからでも写真や動画の保存ができ、アクセスも可能となります。

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