配線ダクトと呼ばれることもある照明器具用のライティングレールは多くの用途があります。
家庭のキッチン・リビング、工場での作業場、あるいはスーパーマーケットの商品ディスプレイなど、さまざまな場所で便利に使用できます。この照明用配線ダクトは複数の照明器具を取り付けて、任意の場所で固定することができ、また電源も供給できる構造になっていますので配線コードが乱雑にならず、スッキリとした処理が可能です。そのため近年では住宅を建築するときに予め設置されることも多く、住宅設備の1つと差し支えないないでしょう。
また照明器具を白熱球からLEDに変更するときにも併せて設置することがあり、メーカーも種々のタイプを用意。もちろん家庭用ですので100V電源が容易に取ることができるように設計され、照明が移動するレールは美しい表面処理がなされています。万が一の危険に備え、アースも取られていることが多く、商品名はライティングレールと呼んで商品化されています。このタイプは天井に設置することを想定していることが多く、一度取り付けたらほぼ半永久的に使用できます。
ライティングレールは配線コードの処理が容易ですので、配線ダクトと呼ばれることがあるわけですが、これを天井以外の床などに設置すると夜間の歩行の際に便利です。例えばトイレに通じる廊下の下部などに設置し、複数のLED照明器具を設置すれば安全に歩行できるようになります。また多くのライティングレールは表面がホコリが付着しないような処理がされていますので、掃除も容易です。加えて照明器具に不具合が発生したときも、交換が非常にスムーズです。