パソコンと他の機器をネットワーク上でつなぐために使用するlanケーブルですが、見た目は同じようでも、いくつかの種類があります。

このlanケーブルの種類のことを「カテゴリ」と呼びます。これが異なると、通信速度や適合するイーサネットが違ってきます。たとえば、カテゴリー「5」は通信速度が100Mbpsで適合するイーサネットは10BASE-T、100BASE-TXで、これが「7」では、通信速度が10Gbps、適合するイーサネットが10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T、1000BASE-TX、10GBASE-Tとなります。

lanケーブルを使用する際に注意しなければならないのは、自分が使っているネットワークの通信速度に合ったカテゴリのものを選ぶということです。たとえば、10Gbpsの通信速度が出る光回線を使っているのに、lanケーブルに100Mbpsまでしか対応していないものを使っていると通信速度を100Mbps以下に低下させてしまうことになります。

これはオフィスなどでルーターをはじめとしたネットワーク機器に接続する際だけではなく、集合住宅などに敷設されているネットワークを使用する際にも同じことがいえます。アパートやマンションに備え付けのlanコンセントを見てもカテゴリがわからない場合は管理会社等に確認し、ネットワークの通信速度に合った適切なカテゴリのlanケーブルを選択するようにしましょう。

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